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『夏の日に聴く、余計に暑くなるクリスマス・ブルーズ』

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Blue Blue Christmas (P-Vine Records PCD-1619)
先日下北でゲットしたアルバム。発売当時買いそびれていたアルバムを中古盤800円でゲット。
P-Vineレコードがかなり前にリリースしたクリスマス・ブルーズコンピ・アルバム。
ちょっとセクシーな熟女風サンタさんだがジャケ買いではない。ちなみにこのジャケットとはほど遠く中身はコッテ、コッテのブルーズの数々。
ブルーズはじめ黒人音楽のクリスマス・アルバムというのを集めている僕にとっては嬉しい1枚。
集めていると言っても血眼になって探しているというわけではなく、なんとなく見つかれば買うみたいな感じで濃度の低いコレクトぶりだが、自分のレコード棚を見てみるとそこそこクリスマス・アルバムが収集されている。

このコンピ・アルバムなかなか優れもので、こんなブルーズマンのクリスマス・ソングがあったのかとひとり喜んでいる。
収録されている中ではチャールズ・ブラウンの「メリー・クリスマス・ベイビー」がダントツで有名な曲だ。
デトロイト・ジュニアの「クリスマス・ディ」は初めて聴いたが、「メリー・クリスマス!エブリバディ!」というかけ声で始まるアップ・テンポのファンキーなクリスマス・ソングで一気に体温が上がる。しかし、デトロイト・ジュニアいう芸名がきょ〜りょくやな。言ってみれば東京ジュニア、名古屋ジュニアみたいなもんやからなぁ。
膝の上にギターを横にしてスライド・ギターをするブラック・エースさんの「クリスマス タイム ブルーズ」なんていうのも入っている。そう言えば、エースさんは自分のアルバムで「サンタクロース・ブルーズ」という曲も歌っていた。この人はクリスマス・ソング好きか? you tubeの映像(http://www.youtube.com/watch?v=qck-s79efuw)でエースさんが嫁はんと子供の前でブルーズを歌っているのがあったが(子供は退屈そうな顔してるし、嫁はんもつき合わされてる感が出てる)、クリスマスになったらあんな感じでこのクリスマス・ブルーズを家族の前でスライド弾きながら歌うのだろうか。
あとはクール・パパ・スミスなんて全然知らない人も入ってる。ちょっとチープなかっこ良さの芸名がええ感じです。
ウォルター・ディヴィス、ホップ・ウィルソン、ジミー・マグリィフなどのクリスマス・ソングも収録されている。
しかし、やっぱりおもろいのは何と言うてもライトニンの「メリー・クリスマス」。のっけからペケペケのいつものギターの音で別に「メリー・クリスマス」という歌詞以外はいつものライトニン。しかも飲んで録音してるのか"Merry Christmas〜"の最初から発音がヨレてるし、テキサスでなまってるしめっちゃおかしい。やっぱライトニンはいい。ライトニンはひとつの偉大な解放だ。

収録曲の内容はブルーズだけに「クリスマスなのに彼女がいない、金がない」というのが多い。「なんかプレゼントもってきてくれ、サンタさん」みたいなのもある。
解説で日暮泰文さんも書いているが、黒人にとっての(とくにブルーズマンにとって)クリスマスっていうのはやはり一般的な白人のクリスマスと違うのだろう。サニーボーイの「クリスマスなんでキリスト教に近づこうとお祈りするんだけど、悪魔がジャマするんだな。だからクリスマスも一日中酒を飲みっぱなしってわけよ」という「サニーボーイズ・クリスマスブルーズ」という曲が、黒人ブルーズマンの感情をよく表してるようだ。これもサニーボーイらしい大好きな曲だ。チャールズ・ブラウンの「メリー・クリスマス・ベイビー」にも、「クリスマスだからオレは今朝は飲んでないよ」という歌詞が出てくるが、結局この方たちは普段朝から飲んでるわけやね。
とにかく、おもろいアルバムです。
クリスマス・ソングと言っても結局ブルーズですらかね。念のため。