我ブルーズ・ザ・ブッチャーの新しいアルバム"Voodoo Music"がリリースされました。そして、レコード店に行きアルバムを1枚買いました。いつも発売日にはレコード店に行って記念に自分のアルバムを買うことが恒例になってます。そして、知らなかったのですが、おまけに「Japan/The Blues/Today!」というステッカーが付いてました。
ブルーズが好きになって40年近い歳月が流れましたが、いまもこうして新しいアルバムが出せることに感謝しています。
そして、アルバムを手にして初めてアルバムを出した時のような初々しい喜びをいまも感じている自分です。
『THANKS』
今回、ブルーズ・ザ・ブッチャーのレコーディング・エンジニアを初めてやってくれたウッチー(内田直之)、ありがとう! 2日間で14曲はきついよね。正直、僕もきつい・・・。ウッチーなくして今回のアルバムはなかったと思ってます。Great Soundをありがとう。
アルバムのジャケット写真からデザインそしてロゴまで作っていだたいた菅原一剛さんには、いつもながらお礼の言葉もないくらいお世話になりました。また、お忙しいのに自分たちのツアー先に写真を撮りに来ていただきありがとうございます。アルバムにたくさん使われている石巻の写真はライヴ写真というだけでなく、私たちに2011年という年を強く記憶させるものになりました。
コーラスに参加していただいたLeyonaさん、ありがとう。スタジオに遊びに来てもらったのにギャラのことも言わず、みんなで「レヨナ、コーラス、コーラス・・」と有無を言わさず歌わせてしまいました。まあ、ブルーズ・ザ・ブッチャーのライヴや録音に来るということは、歌う羽目になるということで・・・ひとつ、これからもParty Girlでよろしくお願いします。
すべての楽器テクのキビシ君、いつもありがとう。ライヴの折、キビシ君がギターの持ち替えをかっこよく、スムーズにやるための方法を教えてくれたのに、いまだにギター・チェンジがぎこちない私で申し訳ない。ピックの置き皿も作ってくれてありがとう。
ギター・テクのクボちゃん、来てもらうと本当に助かります。来てくれるとギターを弾くことだけ考えればいいので楽です。そして、キビシくんと同じようにプロの仕事というのをいつも感じさせてもらってます。今年のフジロックはウッチー+キビシくん+クボちゃん=鉄壁の布陣 でした。また、予期せぬ時に「あっ、クボちゃんだ・・・」と登場してください。
大阪の森(俊樹)君はデュオでライヴをやっているだけでなく、ギターについてわからないことがあるといつも教えてもらっている先生でもあります。ありがとうございます。そして、マディ・ウォーターズ・モデル/テレキャスターもこの間のギブソンのアコギも森君なくしてはゲットできなかったものです。
P-Vine Recordsのみなさま、いつもありがとうございます。AKBだ、韓流ポップだと言っている世にブルーズ・ザ・ブッチャーのアルバムを出す男気のあるレーベルは貴社しかありません。素晴らしいVoodoo Musicであるブルーズをいまの世に広めるためにがんばりましょう。
すべての始まりを作ってくれたブッチャー(故浅野祥之)に感謝。また新しいアルバムが出せました。たぶん、歯がゆい想いで私のギターを聴いていると思います。精進します。
そして、いつもライヴに来てくれるみなさん、そしてこの新しいアルバムをゲットしていただいたみなさん、ありがとうございます!
いつも言っていることですが、みなさんが楽しんでくれている顔を見るのがいちばん嬉しく、それがブルーズを歌い続けそしてブルーズ・ザ・ブッチャーを続ける大きな力になっています。これからも一緒にグルーヴしましょう。
そして、今年はスキップ・ジェイムズの"Hard Time Killin' Floor Blues"が頭に流れるような大変な一年になりました。そんな中、自分の音楽が何かの力になれるなどと大層なことは思っていません。でも、このアルバムそして自分たちのライヴがみなさんのブルー(憂鬱)を吹き飛ばし、ひとときですが楽しい時間を持てるささやかな力はあると信じてます。そして、一夜の酒やダンスや恋の御供になればとも思います。恋・・・? 11月からはぞっとするような長い、だけど楽しみなアルバム・リリースツアーが始まります。どこかでお会いしましょう。 Hey! Hey! The Blues Is Alright! 永井ホトケ隆