A Happy New Year!
大晦日に横浜でライヴをやって中條さんの車で送っていただき、元旦2日は小さなおせちと雑煮を食べて静かな正月を過ごした。
しかし、神社に参拝に出かけても、近所を歩いてみても、自分が子供の頃にあったような静かだけれど華やかな正月ムードは年々失せているような気がする。家々の国旗や門松、松飾りも少なくなっているし、2日あたりから開けている店も多く、年末バーゲンの店は丸一日過ぎれば今度は初売りをやっている。
コンビニもずっと営業しているし、街中に何か新しく始まる感じが漂ってない。
そんな元旦、いただいた正月仕様の真新しい箸袋を眺めながら、和服を着た正月の父の姿を想い出した。
子供の頃は、買ってもらった真新しいセーターやズボンを着て、正座をして親に新年の挨拶をし、お屠蘇を飲みおせちを食べて、お年玉が父親から渡されるのをワクワクして待った。
そして、近隣の人たちに新年の挨拶をして神社に参拝に行く。
数日すれば学校で会う友達から届いた年賀状を見て嬉しかったり、年賀の挨拶に来た人たちからもらったお年玉に父親からのお年玉を合わせて何を買おうかと考えたり、新しい日記帳を作ったりと正月は静かに過ぎて行くけれど新しい始まりだった。
ここ数年、そういう新年のムードが希薄に感じられるのは私が年を取ったからか。
そんな話をしていたら、独楽や凧揚げや歌留多の時代はとうに去り、wiiの時代になったのだと友人に言われた。
wiiか・・・知らん。見たこともない。
今年は神社で自分や家族の幸せだけでなく、日本の幸せを願った人がたくさんいただろう。
復興が早く進み平穏無事な一年でありますように!
今年もよろしくお願いします。
永井ホトケ隆