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blues.the-butcher-590213 New Album"Rockin' And Rollin’” 2017.06.02 Release!

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いよいよ来月6月2日にブルーズ・ザ・ブッチャーの10周年記念アルバム"Rockin' And Rollin'"がリリースされる。
ゲストにはいま日本でリアル・ブルーズを歌える女性はこの人をしかいないと、うつみようこさんに参加していただきました。
録音はいつものようにオーバー・ダビングなしの一発録り。
レコーディング・エンジニアはバンドの音を最も理解してくれている内田直之くん。内田くんの録音とミックスによって演奏は更にグレードを上げた感じになりました。
そして、今回のアルバム・ジャケットは以前からジャケットを描いていただきたいと思っていた久原大河さんにお願いしました。ちょっと意味深な、そしてユーモアにあふれた暖かい久原さんのジャケットもきっと楽しんでいただけると思います。

10年目の自信作"Rockin' And Rollin'"・・・あっと言う間の10年でしたが、これからもいままでの10年同様レコーディングしてずっとライヴ&ツアーを続けるというブルーズ・ザ・ブッチャーのやり方は変りません。それがリアルにブルーズを歌い、演奏するためのベストな生き方だからです。

是非聴いてください"Rockin' And Rollin'"!
そしてライヴでブルーズ・ザ・ブッチャーを楽しんでください。

blues.the-butcher-590213: Rockin’ And Rollin’ 10周年記念アルバム
ブルーズ・ザ・ブッチャー/ロッキン・アンド・ローリン
PCD-18823  定価:¥2,778+税
Release Date: 2017.06.02

8年目に突入!永井ホトケ隆DJのラジオ番組「BLUES POWER」

僕がラジオのDJをやっていることを知らない人がたくさんいるので、ここで改めてお知らせしておきます。
写真家の菅原一剛さんの紹介で、弘前に本社があるリサイクルの会社「青南商事」の安東社長に声をかけていただいてブルーズのラジオ番組「Blues Power」が始まって8年になります。僕が45年以上心惹かれ求め続けてきた、黒人音楽の源流であるブルーズという音楽をたくさんの人に知ってもらいたくて続けてきた番組です。いにしえの20年代、30年代のクラシック・ブルーズ、カントリー・ブルーズからシティ・ブルーズ、ジャズ、ジャンプ・ブルーズ、アーバン・ブルーズ、モダン・ブルーズそしてファンク・ブルーズ・・・僕が「ブルーズ」と思うありとあらゆるブルーズをON AIRしています。もちろんブルーズから派生したR&Bやソウル、ファンクを流すこともあり、ブルーズなくして生まれなかったロックもON AIRしています。
僕はブルーズは「20世紀最高の音楽の発明」だと思っています。そのブルーズの魅力をラジオという媒体を通してみなさんに伝えていくのも、ブルーズと長くつき合ってきた自分の役目ではないかと思っています。しかし、いちばん楽しんでいるのは僕自身かも知れません。
そして、日本で唯一のオーセンティックなブルーズ番組と自負しています。
是非、一度聞いてみてください!
現在インターネットを通じてPCやスマホで日本全国どこでも聴くことができるようになりました。もちろん無料です。
まずは番組のHPへアクセスしてください→http://blues-power.jp HPのTOPの右側ON AIRというところにネット各局のON AIR曜日と時間が書いてあるので、自分の都合のいい曜日時間に「インターネット・サイマルラジオで聴ける」をクリックしてください。また、「リスラジ」http://listenradio.jp という無料ラジオもあるので、そこで局を探してもらってアクセスすれば聴けます。どちらかというとリスラジの方が音がいい感じがします。ただリスラジ、サイマルラジオに加入していない局もあります。
もちろんそれぞれ街のみなさんはそれぞれの局のラジオで聴くことができます。
現在増えて以下の12局でONAIRしています。
青森県弘前市
FMアップルウェーブ
78.8MHz/金曜 21:30〜

青森県八戸市
Be FM
76.5MHz/ 土曜 20:00~

秋田県秋田市
ACB秋田コミュニティーFM
76.5MHz/日曜 21:00~

岩手県盛岡市
ラヂオもりおか
76.9MHz/金曜 21:00~

山形県酒田市
ハーバーRADIO
76.1MHz/土曜 21:00~

山形県長井市
エフエムい~じゃん おらんだラジオ
77.7MHz/水曜 10:30~

宮城県石巻市
ラヂオ石巻
76.4MHz/木曜 19:30~

宮城県塩竈市
BAYWAVE
78.1MHz/ 土曜 22:00~

宮城県仙台市
RADIO3
76.2MHz/土曜 21:30~

福島県いわき市
SEA WAVE FMいわき
76.2MHz/月曜 19:30~

福島県喜多方市
FMきたかた
78.2MHz/日曜 20:00~

鹿児島県奄美市
あまみエフエム
77.7MHz/日曜 22:00~

2017年 あけましておめでとうございます!

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ゆったりしたいい正月を過ごしています。
やはり、大晦日から正月三箇日まではのんびりするのがいいですね。
風呂に入って、年越し蕎麦を食べて、神社に参拝して、呑んで、食べて、寝て・・・友達と遇って話して笑ってまた呑んで、食べて、寝て・・・ザ・正月です。

もう少ししたらまた忙しくなって時間に追われるような生活になるので、今の内にぐだぐだ、ダラダラしたいものです。

今年はブルーズ・ザ・ブッチャーが10周年を迎えます。
いろいろ考えていることもありますが、まずはいつも通りライヴとツアーを楽しみたいです。

ということで今年もよろしくお願いします。

宝くじも買いましたが、とにかく健康でいられればいいかなと思います。
もし、ライヴの数が減ったら宝くじが当たったと思ってください。

では、よいお正月を。

P.S.写真は去年会った中でいちばんインパクトのあった動物ハシビロコウ。酉年ということで。

ギター大改造「クラプトンモデル」→「ホトケモデル?」

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このエリック・クラプトンモデル・カスタムショップのギター、もうかなり前に茨城の清水寺の住職君嶋さんにプレゼントしていただいたものだ。しかし、残念なことにいただいて間もなく君嶋さんは急逝されてしまった。
とても高価なものをプレゼントしていただいたのに、なかなか使いこなせず申し訳ない気持ちのまま月日が経ってしまっていた。実はこのギター、ヘタクソな私にはなかなか手強いギターだった。
もともとあまり歪んだ音が好きではないのだけど、このギター、Toneを回すとブルーストがかかって音が歪んでしまう。その操作に何度も慣れようとしたのだけど、不器用な私はいつまで経っても慣れない。上手く使いこなしている人もたくさんいるし、ロック系の歪んだラウドな音が欲しい人にはもってこいのギターだと思う。しかし、使わないのも申し訳なく、それで意を決してブーストのかからないフツーのストラットに改造を考えた。
ブーストをかけるため本体の中に電池が入っていて、最初その電池を取ってしまえばフツーのストラットになるかと思いきや、電池を取ると音が出なくなる仕組み・・・。しかもフツーのストラットにしょうとすると三つのピックアップも取り替えなければならないというかなりの大手術。う~んと唸ったまま月日が経ち、でもとうとう改造に踏み切ることにして、まず私のギター・コンサルタント、森俊樹先生に相談。すると取り替えるならこのピックアップがいいですとアドバイスをいただいた。それがローラー・ピックアップというメーカーのもの。そういうことに甚だ疎い私は森先生におまかせ。しかも、そのピックアップの日本の輸入代理店の社長を知っているというのでご紹介してもらったら、なんと!かの伝説の「よのすけブルースバンド」のベースの井上さんだった。思わずyoutubeで「よのすけブルースバンド」を検索してしばらく大笑いしてしまった。そして、すぐにメールをいただきなんと!井上さんからピックアップを提供していただけることになり感謝感激。それで改造は旧知の水戸の楽器店「Clap」のギター・テク加藤くんにお願いした。
そして、約三週間後、改造を終えたストラットが戻ってきた。抱えた感じもいいし、握ったネックの感じもいい、そして、何よりいい音している。使いやすくなったが、テレキャスターばかり弾いてきた自分にはまだまだ慣れが必要。
しかし、ここまで改造するとクラプトン・モデルとはもう言えず「ホトケ・モデル」か・・・と、すごく値打ちが落ちた感じがする・・と言うか、値打ちは完全に落ちたな。しかし、ギターは飾っておくものではなく、ライヴで弾いてなんぼのもんですから、少しずつこれに慣れて弾きこなせるようになろうと思っている。
改めてこうしていろんな人たちに助けてもらって、自分は生きているのだと感じた。
ありがとうございます。

東京でのブルーズ講座を再開します!

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「永井ホトケ隆のブルーズ講座@461vol.1 ブルーズってなんやねん」
曙橋461の佐藤さんにお声をかけていただき「ブルーズ講座」東京編を再び始めることになりました。
知ってるようで知らない音楽、ブルーズの世界をわかりやすく画像映像も使いトークと演奏で解説します。
第1回はブルーズの誕生と歴史、歌詞やその歌詞の裏側にある世界をブルーズマンたちの話をまじえながら楽しく話したいと思ってます。
サポートはイグノランツで活躍中の上村秀右!
(若干1名に当たるプレゼント有り)

2016年11月12日(土)
永井ホトケ隆(talk,vo&g)
サポート:上村秀右(g)
Open:18:00 Start:19:00
Charge¥3,500(1drink別途)
曙橋 Bar461(03-3358-7283)予約有り
fb:https://www.facebook.com/Bar461-260122160772109/
HP:http://www2.odn.ne.jp/bar461/index.htm

blues.the-butcher-590213: Three O’Clock Blues

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ブルーズ・ザ・ブッチャー/スリー・オクロック・ブルーズ

[CD] PCD-18815 定価:¥2,685+税

[LP] PLP-6879 定価:¥2,778+税

Release Date: 2016.06.15

[CD TRACKLIST]1. Cat Squirrel2. Baker Shop Boogie3. Crosscut Saw4. Straighten Up Baby5. Three O’Clock Blues6. I Pity The Fool*7. No More Doggin’*8. How Many More Years*9. Mystery Train*10. Please Don’t Leave Me11. Just A Little Bit12. How Can You Be So Mean*13. Cotton Crop Blues*CD Only

[LP TRACKLIST]SIDE A1. Cat Squirrel2. Baker Shop Boogie3. Crosscut Saw4. Cotton Crop Blues5. Next Time You See Me*SIDE B1. Little Walter’s Boogie*2. Three O’Clock Blues3. Straighten Up Baby4. Just A Little Bit5. Please Don’t Leave Me*LP Only

blues.the-butcher-590213 二年ぶりのニューアルバムリリース!!!

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6/15に我がブルーズ・ザ・ブッチャーのニューアルバム"Three O'Clock Blues"がリリースされます。今回のテーマはメンフィス・ブルーズ。B.B.キングがそのブルーズマンとしての人生を始めた街でもあるメンフィスは、B.B.と同期のボビー・ブランド、ジュニア・パーカー、ロスコー・ゴードンそしてジェイムズ・コットン、リトル・ミルトン、ハウリン・ウルフが活躍した街であり、ブルーズにとっては歴史のある重要な街。今回のアルバムはそのメンフィスで活躍した、メンフィスに関わりのあったブルーズマンたちが残したたくさんの曲の中から、ブルーズ・ザ・ブッチャーのメンバーが愛するブルーズを収録しました。
そして、今回はレコードとCDを同時発売!レコードとCDに収録された曲は何曲か違う曲が収録されています。
アーシーな曲からファンキーな曲まで時代を越えたメンフィスのブルーズを網羅しました。
個人的には初めてリゾネーター・ギターを使用しました。念願であったボビー・ブランドやジョニー・エースそしてドクター・ロスも録音できました。
発売日の6/15と翌日の16には高円寺JIROKICHIにてリリースライヴを敢行します。
もちろんアルバム発売も記念トートバッグ、Tシャツも発売もあります!
そして、6/22からはロング・リリース・ツアーが東北からまた始まります。北陸、信州、関西方面にも北海道にもまた行きます!

P-VINE Records INFO
BACK TO MEMPHIS!日本屈指のブルーズ・コンボ、ブルーズ・ザ・ブッチャー、メンフィスをテーマに据えた2年ぶりのニュー・アルバム!CD&LP同時発売!

ビール・ストリーターズとして活動をともにしていたB.B.キング、ボビー・ブランド、ジュニア・パーカー、ロスコー・ゴードン、ジョニー・エイスら、メンフィスゆかりのブルーズマンの楽曲に真っ向から取り組んだディープ・ブルーズ・アルバム!

■永井“ホトケ”隆(g/vo)×沼澤尚(ds)×中條卓(b)×KOTEZ(hca/vo)=ブルーズ・ザ・ブッチャー、ムッシュかまやつ、ジェームズ・ギャドソンとの共演盤を含めて通算第7作となる2年ぶりのニュー・アルバム!今回はゲストはなし。メンバー4人だけでブルーズの真髄を追求!初のCD&LP同時リリース!
■沼澤尚と中條卓の超強力リズム隊が生み出す極上のグルーヴに、永井“ホトケ”隆のディープなブルーズ・シンギング&ギターと、KOTEZのパワフルなハーモニカ&ヴォーカルが乗る唯一無二のバンド・サウンドはますますパワーアップ!向かうところ敵なし!
■永井がリゾネーター・ギターをかき鳴らす(エレキ以外のギターの導入はbtb史上初)意表をつく幕開けのドクター・ロスのワンコード・ブギ「Cat Squirrel」では、北ミシシッピのブルーズにも通じるヒプノティックなノリを見せる。ザクザクとしたブギ・ビートが心地好いウィリー・ニックス「Baker Shop Boogie」や、ジェイムズ・コットン「Straighten Up Baby」、ハウリン・ウルフ「How Many More Years」(CDのみ)といったシャッフル・ナンバーにおけるまさに“ロッキン”なグルーヴはbtbの真骨頂。沼澤のドラムが楽しいアルバート・キングのラテン調演目「Crosscut Saw」、粋な風情も漂うロスコー・ゴードンのR&B的な2曲「No More Doggin’」(CDのみ)「Just A Little Bit」といったダンサブルなナンバーもゴキゲンな仕上がり。ロックンロールの生地でもあるメンフィス、エルヴィス・プレスリーも取り上げたジュニア・パーカーの「Mystery Train」(CDのみ)もbtb流に料理。ビッグ・ウォルターのインスト曲「Little Walter’s Boogie」(LPのみ)ではKOTEZのハーモニカが縦横無尽に駆け巡り、ボビー・ブランド「I Pity The Fool」(CDのみ)、ジェイムズ・コットン「Cotton Crop Blues」のスロー・ブルーズ2曲は重厚かつ緊迫感あふれる極上の仕上がり。
■ウエスト・ロード・ブルーズ・バンド時代にB.B.キングの前座を務めたこと(1972年)がブルーズを歌いはじめるきっかけになったという永井。B.B.の代表曲のひとつ「Three O’Clock Blues」を取り上げ、アルバム・タイトルにしたことには、2015年5月14日に逝去したB.B.に対する永井の想いが込められている。その想いがたっぷりと詰まった「Three O’Clock Blues」、そしてアルバム『スリー・オクロック・ブルーズ』、じっくりと味わってほしい。
■4作目の付き合いとなる内田直之(LITTLE TEMPO、OKI DUB AINU BAND等)による録音&ミックスも見事のひと言。極上の“鳴り”を体感してほしい。
■アートワークは引き続き世界的な写真家・菅原一剛氏が担当。
http://p-vine.jp/artists/blues-the-butcher-590213

いよいよ一ヶ月後

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6/15,16と2日間高円寺JIROKICHIで、ブルーズ・ザ・ブッチャーのニューアルバム"Three O'Clock Blues"のリリース記念ライヴです。
JIROKICHIはいつも僕たちの新しいアルバムがリリースされる度に記念ライヴをやってくれて、こうしてスケジュール・フライヤーの表紙に掲載してくれる。
JIROKICHIでの月例ライヴも8年目に入る!
毎月やっていることの結果が僕たちのアルバム制作に繋がっていくので、JIROKICHIにはいつも感謝しています。

16日は久しぶりにうつみようこさんをゲストに迎えます。
2日間でアルバムの曲を全部やりますので、できれば2日間お越しください!

もちろんアルバム(CD,LP)発売も、記念Tシャツの販売もあります。
LPとTシャツは限定なのでご了承ください。

では、6/15,16JIROKICHIで会いましょう!
今月も25日に月例あります!

2016年ブルーズ・ザ・ブッチャー/ニューアルバム"Three O'Clock Blues"リリースツアー第一弾

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6月15日リリースとなるニューアルバムをひっさげて全国ツアーの開始です!まずは東北へ!今回はCDとLPレコードと両方作りました。また、記念Tシャツもあります。
たくさんの方に久しぶりのメンバーだけのリアル・ブルーズを聴いていただきたいです。
行くぜ!東北!
6/22から7/1まで、すべての会場ではありませんがブルーズ・ウーマンうつみようこさんをゲストに回ります。
各地の詳細はスケジュールをご覧下さい→http://www.hotoke-blues.com/schedule/index.html

明けましておめでとうございます

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今年もよろしくお願いします。

正月の七草粥も過ぎていつもの日常に戻っていくが、正月の餅が残っているので今朝も雑煮を食べた。
去年は楽しいこともたくさんあったが、悲しい想い出の方が強く残った。何人かの大切な友人、知人が病に倒れ帰らぬ人となった。もう会えないその人たちを想うたびに重い気持ちが雨雲のように心の底に広がる。普段は日々の忙しさにその重みを忘れてしまっているが、ふとした時に雨雲が心にぽつりと雨を降らせてくる。

今年の参拝は健康だけを祈願した。

昨年、B.B.キングが逝去したことでブルーズは明らかに大きな切れ目を迎えた。40年代や50年代のような燃え盛る時代はとうに過ぎたブルーズだが、B.B.が生きて演奏しているだけでブルーズの大きな柱が揺るぎなく存在していた。そのB.B.が天国にいってしまいその大きな柱を受け継ぐブルーズマンがいなくなった。もちろん、それはブルーズという音楽そのものがなくなってしまうというわけではない。「ブルーズが無くなる時は地球が滅びる時だ」と言ったのはB.B.キングだが、確かに人間の心からブルーズがなくなりはしない。貧富の差も、社会的身分なども関係なく人間は誰でも何がしかブルーズを抱えている。親しい人が亡くなった時に感じる心の雨雲もひとつのブルーズだ。そういうブルーズを私達はいくつも抱えながら生きて年を重ねていく。そして、そのブルーズに押しつぶされないように、私達はブルーズを心から吐き出すことをある時は意識的に、ある時は無意識に行っている。お酒を飲むことも、歌を歌うことも、ダンスを踊ることも、スポーツをすることも、本を読むことも、映画を観ることも、旅をすることもそうなんだと思う。
話を戻すとB.B.が支えていたブルーズの大きな柱を、ブルーズを歌い演奏する人、ブルーズを聴く人、ブルーズを文字で伝える人、ブルーズの音を作る人、ブルーズのお店をやる人・・つまりブルーズを愛する人たちでこれから支えていかなければいけない。ブルーズは大切な音楽的遺産であると同時にブルーズは生きている音楽だ。自分もブルーズを歌い、演奏する人間としてやれることをできるだけたくさんやっていこうと思う。

毎月一回JIROKICHIでブルーズ・ザ・ブッチャーのライヴを続けて7年が過ぎたが、JIROKICHIライヴはこれからも月例で変らず続ける。いつもブルーズをやっている僕たちをフラッと訪ねてきて欲しい。

去年もたくさんツアーに出たが、今年もできる限りいろんな街に行って旅を続ける。

新しいアルバムも作る。

ラジオ番組「BLUES POWER」も昨年からインターネットで全国で聴けるようになった。多くの人たちにブルーズという音楽の素晴らしさを知ってもらえるような番組にしたい。

本を書かないかという依頼もいただいているが、気持ちはあるもののなかなか筆が進まない。

他にも何か新しいことをやってみようと思っている。

今年もどこかで会いましょう!みなさんが健康でより良い1年でありますように。

永井ホトケ隆      2016年