いよいよ、明日(6/3)新しいアルバム"Mojo Boogie"がリリースされます。
2007年、The Blues Powerの"This Is The Blues Power"から昨年のblues.the-butcher-590213の1st"Spoonful"そして今回の2nd"Mojo Boogie"と毎年1枚ずつ着実にアルバムを残せていることを本当に幸せに思います。
この日本でメジャーとは言えないBluesというジャンルでこのようにコンスタントにアルバムを発表できるのは、常日頃から応援してくれているみなさんのおかげだと感謝しています。そして、Bluesの核を失うことなく自分たちのサウンドとグルーヴでいまの自分たちが最高と思えるBluesを表現することを私たちは続けてきたわけですが、それが少しずついろんな人たちに理解されてきた手応えを感じています。
そして、出来る限りたくさんのライヴを、出来る限りたくさんの街でやってきたこの一年のメンバーの活動がひとつの作品となって結実したことがすごく嬉しいです。それが以前よりも増してクオリティの高いものになったことに喜びを感じます。
個人的には40年近くブルーズを歌ってきた私にとって、また新たにこれからの道を示唆してくれているアルバムになりました。
ひとつ何かを作るということは次の何か目標を与えられることだと痛感しています。
録音エンジニアである渡辺省二郎さんは、今回も5人目のメンバーと言っても良いほどアルバム制作にとって重要な役割を果たしてくれました。そして、省二郎さんの録ってくれた音を最終的に調整するマスタリングをお任せしたバーニー・グランドマンの前田康二さんには更に素晴らしいサウンドにしていただきました。
このおふたりはやはり日本で最高のサウンド・タッグです。
ジャケット撮影とアートワークは僕たちの最高の理解者である写真家の菅原一剛さんにやっていただきました。菅原さんにはツアー先にもふらっと現れては僕たちと一緒に楽しい時間を過ごしながらたくさん、たくさん写真を撮っていただきました。今回、レコーディング風景をphoto bookletsという形にしていただきました。限定品で数に限りがありますがその素晴らしいアートワークをみなさんも共有してください。また、そのphoto bookletの印刷には小森勇人さんに高い技術とたくさんの時間を使っていただきお礼の申しようもありません。
そして、菅原さんチームの岡本さん、桜庭さん、大旗君にはちょっと他に類を見ない記念すべき素晴らしいプロモーション・ビデオを作っていただきました。いろんな会場でみなさんに見ていただけるようにしょうと思っています。
また、P-Vine Recordsの井村君、濱田君にはいろんなアイデアをどんどん出す私たちメンバーの希望を叶えようとしていただき、またアドバイスをいただき感謝しています。
故浅野祥之君と沼澤尚君と「The Blues Power」を始めてから約4年。あのバンドがなければ、亡くなった浅野君のBluesをやりたいという強い気持ちがなければいまはなかったように思います。だから、心から浅野君にはありがとうと言いたいし、いつもどこで演奏する時も僕たちメンバーの中に浅野君はいます。
今月の終わりからこの新しいアルバム"Mojo Boogie"を持って長い、長いリリース・ツアーに出ます。プロレスの巡業よりハードと言われている旅です。みなさん、どこかで会いましょう!そして、いろんな嫌なことや、ブルーなことをはね除けるために僕たちを聴きに来てください。踊り狂って、歌い狂って、叫び狂ってください!そして、Rock Your Blues Away!してください。
いつもありがとうございます!
Hey! Hey! The Blues Is Alright!
永井“ホトケ”隆
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