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月1の「blues.the-butcher-590213」JIROKICHI定例ライヴの日だ。この日も新曲がたくさんあるのでワクワクしながらJIROKICHIに到着。やや早めに着いてしまった。店がまだ空いてなかったのでKOTEZとふたりダベっていると、KOTEZが「あれぇ、これ間違ってるよ。ホトケさん」と店の入り口の黒板を指差した。本日の出演者が書いてある黒板を見ると、なに?永井ホトケ陸(りく)?私は隆だ。まあ、誰にも間違いはあるが隆と陸を間違えるか。しかも35年もこのJIROKICHIに出ているのに・・・情けない。でもまあ「永井ホトケ陸」もないことはない。ナガイホトケリク・・・・微妙だ。とくにホトケリクと一気に読むとね。でも、更によく見るとその陸の字もちゃんと書けてない。やれやれ。 名前の間違いを見つけて「情けない・・」と嘆いているところに店長ワオさん登場。KOTEZが「ワオさん、これ間違ってるよ」と言い、「開店以来35年も出ているのに・・・・情けない」と私が泣きの小芝居をすると、ワオさんが黒板消しを持って来て「すみませぇ〜ん」とあたふたと書き直した。これがその証拠写真だ!その慌てぶりが面白かった。次回もまた陸と書いてくれたらもっと面白いんだけどな。改名するっか。 演奏後、沼澤君も中條君も帰ってしまい、KOTEZ、橋川君たちと飲みそろそろ私ももう一杯だけ飲んだら帰るか・・・と思っておかわりしにカウンターへ行くと、スタッフの章ちゃんが「ホトケさん、ケーキがあるんですが・・・」と。「ケーキって何?」。「あのぉ・・・ホトケさんのバースディの・・・」。それって普通オレにサプライズでライヴ中に出すとか、終わってすぐにまだメンバーが残っている時に出すとかじゃないの・・・・・オレに言われてもなぁ。まあ、ケーキを出すのを忘れられていたわけです。「情けない・・・35年もこの店に出ていて・・」とふたたび小芝居の私。 するとワオさんが急にミキサールームに走りなんか訳のわらないラテン調の派手なハッピーバースディの音楽が流れ始めた。するとKOTEZたちがまた訳の分からないラテン踊りをやけくそのように踊り始めた。そして、忘れ去られていたケーキがたくさんのロウソクをつけてやってきた。そして、そこにいたみなさんにHappy Birthday を歌っていただいた。ありがとう、みなさん。 まあ、もう誕生日から5日も過ぎているからいいんだけど・・。でも、こうして年々私は名前も間違えられ、誕生日のケーキも忘れ去られていくのか・・・と寒さを感じるのだった。カレンダーを何気なく見た孫が「あれっ?昨日おじいちゃんの誕生日だったんじゃない?おかあさん「あら、忘れていたわ」「まあ、今日簡単にパーティやればいいでしょ。あんたヤマザキに行ってケーキ買ってきて・・・ちっちゃいのでいいからね」と母。というホームドラマのひとこまを想い描いた妄想癖の私。
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