『200CD Rock'n'Roll』-俺たちが愛したパンク／ロック／ブルース という素晴らしい本（Photograph参照）が刊行された。
監修はシーナ＆ロケッツのマコチャン（鮎川誠）だ。執筆しているのは山名昇、本根誠、松本康、中山義雄、小川真一、キング・ジョーといった方々で、マコチャンの部分は語り下ろしになっている。かなりの量がマコチャンの語り下ろしで、彼の九州弁そのままの記載になっていて（それがまたすごく良くて）彼の音楽への愛情がたっぷり感じられる。元々、マコチャンが99年からいまもDJをずっとやっている渋谷のShibuya-FMの"Bluesville
Shibuya"という番組から、この本を作る構想が生まれたそうです。とにかく、マコチャンと執筆者の方々が自ら聴いてきたロックやブルーズ、R&B、ソウルといった音楽体験に裏打ちされたものから出来ている本だけに実にしっかりしている。
ロックやブルーズにこれから突入する人たちにはもってこいの一冊だが、それだけでなく読み物としてもすごく楽しめる。簡潔でありながら、的を得ている各コメントも欄外の一言もとても読みやすい文章だ。すごくマニアックなところもとても分かりやすく説明できるところがマコチャンの素晴らしいところで、それはとりもなおさず彼のロックやブルーズへの深い洞察と愛情から来ているものだ。マコチャンから送ってもらったこの一冊を私は大好きなチョコレートを少しづつ食べるように、1ページ1ページゆっくり楽しんで読んでいる。そして、私のこのウェブ・サイトを文中で紹介してもらいとても恐縮している。みなさん、この夏休みに、お盆休みに、旅行に行く人も持って行って読んでみてください。
出版は学習研究社。定価は＼2,100。8/2から本屋さんに出ているそうです。もっと詳しく知りたい方はロケッツのこのサイトへアクセスしてください。
http://rokkets.com/200cdrnr.html
|
