明日(9/25)明後日(9/26)の2Days、かって僕が主催していた異種格闘セッション
「Endless Boogie」を「Endless Boogie2002」としてその再開第一回をやるので是
非参加してください。場所は最初に始めた高円寺”JIROKICHI”。「Endless
Boogie」は90年代にジャンルの違う人たちを集めて、やったことのないメンバーで
何か面白いセッションをしょうという意図で始めたものだった。途中からもっと広
いところでということになりJIROKICHIから会場が「澁谷クアトロ」に移り、大阪に
も飛び火して「バーボン・ハウス」「AM・ホール」「ウォホール」などで何度もセ
ッションを開催し、最後の集大成は日比谷野音で行い衛星放送でもON AIRされ幕を
閉じた。その後、僕もソロ・アルバムを作ったり「WESTROAD・BLUESBAND」のNY録音
や「tRICK bAG」の結成もあり、そういうセッションから遠離っていたが「もう一度
やりませんか」というJIROKICHIはじめ周りからの要請もあり再開することにした。
再開の第1回の明日は僕と森園勝敏、石井為人、大西真という「ハード・ドライヴィ
ング」のメンバーの中に現在人気のロックバンド「RIZE」の若いドラマー、金子統
昭を入れてしかもそこに彼のママでもある金子マリも来てもらうことにした。あっ
くんこと金子統昭とやってみようと思ったのは以前、非公式で一度やり彼の才能を
確信していたのだが、少し前の「下北沢音楽祭」を観に行った際にテクニックだけ
でなく全体のドラミングの安定感とドラマーとして個性的なムードが出来ているこ
とに驚いたからだ。音楽を活性化させるにはどのジャンルであろうが、若い人の力
が必要。当然ただ若いだけでなく金子マリや森園勝敏などとプレイできる力量が不
可欠になってくるが、その平均点に達しない人たちの方が多いのも「Endless
Boogie」を再開しなかった理由のひとつだ。しかし、統昭君といい、ギターの藤倉
君といい、またすこし若い人たちの様相が変化してきている。つまりルートから始
めないとダメだと気付いたり、幅広く音楽を耳にしないと力はつかないと感じてい
る若い人たちが少しづつだが増えてきている。僕たちの年令まで音楽を楽しもうと
思うならやはりその辺に気付かないといけない。僕はいま死ぬ寸前まで音楽したい
と思っている。とにかく、初日の「目玉」は金子統昭と僕達の「カラミ」だ。続い
て翌日(26日)は僕と小島良喜、ブッチャー浅野、松原秀樹、正木五郎というメン
バー。これは少し前に松原君が「一度正木五郎さんとやってみたいですね」と僕に
言ったのがきっかけだ。松原君は誰かに「ファンク・ミュージックやるんだったら
一度、五郎ちゃんとやらないと・・」と言われたらしいが、確かに日本で正真正銘
の「ファンク・ドラム」叩ける数少ないドラマーのひとりが正木五郎。五郎ちゃん
にライヴの依頼をした時「五郎ちゃん、松原秀樹ってベース知ってるか?」と聞く
と、「松原正樹やったら知ってるけどなぁ」との返事。「それはギターやろ、ベー
スや。五郎ちゃんと一度やりたい言うてるからひとつ頼まっさ。揉んだってくれる
か・・」と言うと「もむんか・・」と来たから「チチちゃうで・・」と先に言った
ら「ハハハハハッ、わかった」ガチャン!だった。だからこの日の「目玉」は秀樹
+五郎(西城秀樹と野口五郎みたいですが・・)のファンク・グルーヴです。僕個人
はワンワン小島と久しぶりにやれるのもすごく楽しみにしている。できれば明日、
明後日、両日来てもらいたい。おもろいものが聴けると思いまっせ。
<ムッシュ>
私淑する日本の偉大なミュージシャン、ムッシュこと「かまやつひろし」さんが「
ムッシュ」という本を出版された。おもしろくて、興味深くて、ためにもなって、
一気に読んでしまった。その中にも最近ムッシュが好きな若いバンドだとして「
RIZE」の名前が出ていた。是非読んでみてください。日本のポップス、ロック史を
独自のスタイルとテンポで歩んできたムッシュのかっこ良さがそこにあります。
<ブルーズ・パラダイス>
船橋の「月」と水戸の「ブルー・ムーズ」で”ブルーズ・パラダイス”という演奏
とトークを半分にしたライヴを始めた。トークは日本の音楽の話から自分の音楽経
験、ロックから黒人音楽、そしてかなりコアなブルーズの話までする。なぜそうい
うライヴを始めたかと言うと、いつもステージで曲の合間に歌詞の説明をしたり、
ブルーズマンはじめミュージシャンの話をしているのだが、いつも半端な感じがす
るので以前から一度こういうライヴをやりたいと思っていた。途中で僕が持参する
アナログ盤やCD、MDを聞いたり、アルバム・ジャケットを見たりということもする
。これは一度ではできないのでシリーズ化しょうと思っているのでブルーズやソウ
ル、ゴスペルなど黒人音楽に興味をもっている人だけでなく、ロックの父「ブルー
ズ」を一度訪ねたいと思っているビギナーの方、是非参加ください。できれば毎回
、資料の読み物も無料配付したいと思っています。近々は9/28の水戸の「ブルー・
ムーズ」(029-231-8955)です。
<塩次伸二>
伸ちゃんが少しづつ京都でソロ・アルバムの録り溜めをはじめている。僕やLEO、小
堀などがすでに録音に参加した。リリース日はまったく未定。彼がやっと重い腰を
上げてくれて嬉しい。「ブルーズ・ギターマスター」のソロが実現する。
<金子マリ>
マリちゃんが春に再結成のライヴをやった「スモーキー・メディスン」のレコーデ
ィング話も出ているが、詳細はこれから・・。乞う御期待。
<スケジュール>
9/25JIROKICHI 金子マリvo,森園勝敏g,石井為人key,大西真b,金子統昭dr.ホトケvo.
9/26JIROKICHI小島良喜key,ブッチャー浅野g,松原秀樹b,正木五郎dr,ホトケvo
9/28(土)水戸ブルームーズ 永井ホトケ隆vo&中野靖之(仏壇返し)
以下10/3-10/6までは「塩次伸二バンド」のツアー・ゲストです。
10/3(名古屋SLOW BLUES) 052-704-5815 10/4(刈谷市GET)0556-28-7192
10/5(名古屋EMS )052-249-9888 10/6(名古屋JB Studio)052-693-1966
10/16船橋「月」ライヴ&トークBlues Paradise
10/24荻窪 「ルースター」"Father & Sons"コテツ+仏壇返し
10/26水戸「ブルームーズ」ライヴ&トークBlues Paradise
10/31JIROKICHI"Jumpin' Gumbo" Hotoke,LEO,金井貴弥、
大西真、鶴谷智生、ヤンシー
先だってのブルーズ・アレイの「We Love JB」は我ながら久々のホームランだった
。一度この全曲James Brown Liveも体験してみてください。今度は満塁ホームラン
打ちます。レフト・スタンド上段に・・冗談ちゃう。
*この「tRICK bAG tRIBE」は永井ホトケ隆が発信している無料、不定期のメール・
マガジンです。お求めの方は名前、職業、年令、アドレスを記入の上、ライヴの感
想や好きな音楽、ミュージシャンのことなど書いて以下のアドレスへメールを送っ
てください。zx8t-ngi@asahi-net.or.jp |