月刊漫画雑誌「アフタヌーン」(講談社)で私が監修を担当している「俺と悪魔のブルーズ」(平本アキラ作)の単行本の第1巻が発売された(Photograph参照)。巻末に書いた私の解説も読んでみてください。ミュージシャンや音楽を題材にした漫画としては、非常に新しい感覚がある平本君のこの漫画を是非読んでいただきたい。まるでロードムーヴィのような広がりと、意外なストーリーの展開を平本君のしっかりした絵の力が支えている異色作だ。ロバート・ジョンソンをフォーマットにして始まったが、次々と新しいファクターが付け加えられ、現在は平本君の独創が強くなっている。何はともあれ、今風のタッチでブルーズマンがカッコよく描かれているところが私は気に入っている。是非、御一読を! |